修理はいいから、金払え!!

 

 

 

前回は、請負の担保責任について解説しました。建てた家が雨漏りなどしていたら修理してくれよ、という条文でした。そして判例では、「修理はいいから、金払え」と請求することができるとしました。瑕疵修補請求権と損害賠償請求権の関係について、いずれの権利を行使するかは、注文者の自由な選択的行使に委ねられるべきである。そして、瑕疵の修補が可能であっても瑕疵の修補を請求することなく、直ちに修補に代わる損害の賠償を請求できるとしました。ちなみに、この損害賠償請求と請負人の報酬は同時履行の関係にあります。

民法第634条

2項 注文者は、瑕疵の修補に代えて、又はその修補とともに、損害の賠償をすることができる。この場合においては第533条の規定を準用する。

この533条が、同時履行の抗弁権の条文です。