貸したお金はCさんに返しといてくれ…
AさんがBさんに100万円貸しています。そしてAさんはCさんから車を100万円で購入する契約をしました。
AさんがBさんに対する債権(100万円)をCさんに譲渡することが可能です。これを債権譲渡といいます。
債権譲渡とは、債権の内容を変更せず、債権を移転することを目的としています。譲渡人(旧債権者)と譲受人(新債権者)の合意で足ります。この場合、CさんがBさんに対して100万円を請求できる権利を取得することとなります。しかし、家族に対する扶養請求(民法第881条)などの権利は譲渡できません。
民法第466条
債権は、譲り渡すことができる。ただし、その性質がこれを許さないときは、この限りではない。